| ジャマイカコーヒーの生い立ち
1728年、ジャマイカが英国の統治下にあった頃、英国から派遣されたジャマイカ総督ニコラス・ローズ卿は当時再婚予定の奥さんの実家から土地を持参金代わりに譲り受け、マルティニーク島から持ち込んだ8本のコーヒー樹をその土地(地名:テンプルホール)に植えた事が始まりでした。その後の20年でジャマイカのコーヒー栽培は全島に広がり1700年代中頃には現在の数倍の生産量に達する迄成長したそうです。最もブルーマウンテンの名前は当時使われておらず単なるコーヒーとして飲まれていました。
しかし当時は結婚する新郎は新婦から持参金代わりに土地や金品を貰う事が慣わしだったと言いますから羨ましいですね?
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ブルーマウンテンコーヒーの美味しい理由
ブルーマウンテンコーヒーはジャマイカ島の東部に位置するブルーマウンテン山脈のみで生産されるコーヒーで、その栽培条件は他国のそれと比べ非常に厳しく生産量も少ない原因にもなっています。
しかしその栽培環境は上質なコーヒーを育てるに最も適しており、ティピカ種が9割以上を占めるコーヒー樹から採れる実は大粒で、且つ手摘みの収穫方法から完熟豆だけが収穫されます。加えてブルーマウンテン山脈の肥沃な土地から生み出される自然な甘みがコーヒーを円やかな世界最高級の味に仕上げています。 ブルーマウンテン山脈特有の土壌、気候、自然が全ての味をバランス良くブレンドし、更に自然の甘みが加わり、それが自然が作った最高級ブレンドと言われる由縁です。
ではその栽培環境の特殊性とは:-
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肥沃な土壌: ブルーマウンテン山は6500万年前に海底火山が噴火して隆起し、現在のジャマイカ島を形成しました。 現在のブルーマウンテン山脈の土壌はは海底の有機質を多く含む火山岩が長い歴史の中で風化し、現在の肥沃な土壌を作りコーヒー栽培に最も適した条件で上質なコーヒーが生産されるのです。 ブルーマウンテンの土壌が持つ独特の甘さが自然の甘みとなりコーヒーチェリーにも受け継がれています。(ブルーマウンテン山で採れる作物は全てが独特の甘みを持つ)
最適な雨量: 同山脈の年間平均降雨量は1500mm~1800mmと多すぎず、少なすぎずコーヒー栽培に最適な雨量である事です。
ブルーマウンテン山脈の霧: その名前の由来(その昔、キングストン港に入港したイギリス海軍が霧のために青く輝く山を見て、おおブルーマウンテンと呼んだ事から命名)の通り日中でも山を覆う有名なブルーマウンテンの霧は、コーヒー樹、チェリーを湿らせ適度な湿気を常に与えています。又この霧が肥料を流す事なく、栽培に好条件となり、上質なコーヒー豆を作る一つの条件になっています。
日中気温寒暖差: ブルーマウンテン山脈の日中気温寒暖差は他産地に比べ大きく、その寒暖差は平均で6~7℃前後あり、特に冬場にはその差が大きく10℃近い寒暖差にもなります。
これは良質のコーヒー生産に不可欠要因であり、日中は暑く実が膨らみ、夜は寒く実が引き締まる、これを昼夜繰り返す事で実の引き締まった大粒の豆を作り出します。又栽培地の気温が低い事も他国産コーヒーに比べて実付きから完熟迄の時間が長くなり、高品質のコーヒーを生み出す要因にもなっています。
急斜面での手作業: ブルーマウンテンの山頂高度は2256mですが、山脈の横幅は約60kmと一般的にこの高度の山脈を形成する横幅(120km)の半分しかなく、よって山脈内の傾斜は非常に険しいものとなっています。 特に良質のブルマンコーヒーができる高度900m以上では更にその傾斜は厳しく、農園作業は困難を極め、機械作業を許さず全て手作業となり、収穫も手摘み作業で収穫管理者の指導の下、完熟豆だけが収穫され精選工場に運ばれます。 これによって摘み取られた豆は全て完熟豆だけが出荷され、収穫チェリーの品質が保たれるのです。
精選前の不良豆除去: 農園で収穫された完熟豆は精選工場に精選の為に持ち込まれますが、工場では農家から運び込まれたコーヒーチェリーを専用の水プールに浮かし、重量が重くプールの底に沈んだ豆だけを集荷し、表面に浮かんだ浮遊豆は実の締まらない不良品豆として引取りを拒否されます。ここでも精選前の品質管理が徹底されています。
ハンドピック: 精選工場で精選された出荷直前の生豆は、ハンドピック(人手)により欠点豆が除去され樽詰されます。これが他国産の豆に比べ欠点豆の少ない理由でもあります。
政府機関コーヒーボードでの出荷前の品質認可: こうして船積準備が完了した生豆は最終品質検査として政府コーヒー管轄機関であるコーヒーボードに持ち込まれ最後に規格等級検査を受けます。そこで品質検査に合格した豆だけが相応の等級に格付けされ船積される事になります。
この様に生産→収穫→精選→船積と度重なる品質管理が徹底される事で最高級の品質を保つ事が出来き、栽培から船積迄の全ての過程で厳格な品質管理が行われて海外市場に輸出されます。
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| Blue Mountain Coffee Farm |
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| Coffee Cheries delivered from farm |
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CIBブルーマウンテンコーヒー・グレード規格(2006年12月改定) |
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グレード |
荷姿 |
形状 |
スクリーン |
欠点混入 |
色 |
カップ |
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No.1 |
樽/70kg |
フラット |
17/19=95% |
3%未満 |
Blue/Green |
CIB検査合格 |
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No.2 |
樽/70kg |
フラット |
16=95%以上 |
3%未満 |
Blue/Green |
CIB検査合格 |
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No.3 |
樽/70kg |
フラット |
15=95%以上 |
3%未満 |
Blue/Green |
CIB検査合格 |
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PB |
樽/70kg |
丸豆 |
10=95%以上 |
3%未満 |
Blue/Green |
CIB検査合格 |
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Triage |
袋/60kg |
フラット |
#1、2、3混合 |
5%未満 |
Greenish |
CIB検査合格 |
上の表がコーヒーボードが2006年12月より改定され、2006/07年度クロップより適用されたブルーマウンテンコーヒーの輸出等級規格表です。コーヒーボードでは色計測器、水分計を導入して測定を始め認可に厳しくなりました。 ブルーマウンテンコーヒーの輸出等級は品質の上級な順にNo.1、2、3、ピーベリー(丸豆)、Triageとなり、No1からピーベリー迄の上級グレードは70kg入りの木樽、Triage(トリアージュ)は60kg入り麻袋で輸出されます。
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