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Jamaican and Caribbean Coffee

ジャマイカ、カリブの日々の無駄話。
 
 
2006年5月25日  奴隷時代のコーヒー農園 

カリブ海には高校進学時にCXC試験(Caribbean Examinations Council)と言う日本の共通一次試験の様なものがあります。そこで出題された問題に面白いものを見つけましたのでお伝えします。・・・・・

でもこれ中学生の問題ですよ?

では先ず試験の設問から:-

コーヒーは奴隷時代に次の国々で生産され輸出されました。①ジャマイカ、②ドミニカ共和国、③グレナダ、④セントルシア。②から④は最初はフランスにより統治されて18世紀(1700年代)初頭にフランス人によりコーヒーが持ち込まれそれぞれの国で栽培されました。その後イギリス統治に変わってもコーヒー栽培は継続されました。1824年にはグレナダには19のコーヒー農園があったと言われます。


The work of the slave in coffee

これら4ヶ国では当時、相違する栽培環境の中で違った作物を栽培していました。まず砂糖は平地から穏やかな丘陵地にかけて栽培され、その他の作物、例えばコーヒーは傾斜のある土地から山岳部にかけて栽培されてその侭現在の栽培環境に至っています。だからジャマイカのコーヒーはブルーマウンテン山脈の高地で栽培されているでしょう?

まずコーヒーの栽培は山林を伐採して土地を焼き、畑の開墾から始まりました。この作業は傾斜がきつい山岳部で当時の奴隷労働者により行われました。開墾が終わるとそこに種を蒔き、育った苗木を農園に植える作業です。その植え付けも奴隷の手作業で行われました。コーヒーは最初の収穫まで3年程かかる為、農園の現金収入としてキャッサバ芋が植えられコーヒーの収穫迄の運営資金としていました。その後も強風からコーヒー樹を守る為に背の高い防風樹が植えられる等、今のコーヒー農園に近い形になっていったのです。奴隷労働者の仕事は除草、キャッサバ芋の収穫等とても多かったそうです。

コーヒーの収穫は8月末/9月から始まり(今と同じだ!)それも全て奴隷労働者の手により行われました。コーヒー豆の摘み取りは毎日、日の出から始まり、コーヒー豆が暗くて見えなくなる迄続いたそうです。一日の収穫が終わると奴隷労働者はコーヒーを入れた籠を白人の奴隷監督人の所に運び、籠が満杯になっていない奴隷は折檻の罰をうけました。収穫後も工場に運んだり、精選で使う水運び、コーヒーの水洗い、乾燥、皮むき、異物除去、袋詰め、港迄の運搬、船への積み込みと全て奴隷労働者による手作業で行われたのです。(上の図を参照)   ただし老人や子供等の奴隷労働者は座ってできる不良豆の除去や袋詰め等の比較的簡単な仕事に廻されました。

さてそこで砂糖農園での奴隷労働は・・・・・・・・・・(ここから更に設問が続く・・・・)

おい、おい、何時まで設問続くねん????

では問題です。砂糖農園とコーヒー農園での奴隷労働について類似する点を述べなさい・・・・・って分かるかい?そんなもん。怒

貴方は答えられますか?ちなみに私は答えられませんでした。しかしこれだけ設問が長かったら一体何時間の試験になるのでしょうか?

筆者補足:

当時奴隷一人の値段は小さな家一軒が買える程度だったそうです。砂糖農園は大規模で資産家が多く、ヨーロッパの自国で雇用した白人の奴隷監督者が農園で采配を振るい、農園主は殆ど農園には顔を出さなかったといいます。  その為農園での奴隷折檻は熾烈を極め、今でも奴隷時代の悲惨な話は砂糖農園に多く残ります。対してコーヒー農園は規模が小さく農園主が農園に出て奴隷の健康状態を見ながら生かさず殺さずの状態で働かせたそうです。それが理由でコーヒー農園の奴隷労働者は多く生き残ったのだそうです。

良い話なのか、悪い話なのかよう分からんっ!と言うか中学生の問題に解答できなかった筆者が情けないっ!


 
 
2005年4月2日  ジャマイカ料理あれこれ

ジャマイカの料理にはコーン油や香辛料を使うものが多く日本食の様にシンプルな味という料理が少ない。しかしアメリカやイギリスの料理に比べれば日本人の味覚にあうものが多く、まー食えないと言う事は無い。ただ・・・・一つの料理を除いては・・・・

クリスマスにはコーヒー農家は買い手をパーティーに招待してくれる。パーティーと言っても農家がある山の中のだから行くまでが大変。4輪で無いと行けないブルーマウンテンの山道を小一時間かけて辿りつく。

ジャマイカでは田舎の人は純朴でキングストンから来た外人(私)を精一杯歓待しようと頑張ってくれるので、彼らの誠意や日ごろのコーヒーの供給を思うと山道の凸凹道で文句は言えない。おまけに言葉もジャマイカ特有のパトア(現地英語)で言ってる事が良く分からんが、とりあえず感謝と誠意は見せ、精一杯の作り笑顔で「君と友達ね」ポーズを作っておく。

さー、飯だ!でも・・・・・・農園内に作った調理場の横に・・・何かの食材らしい頭や足が置いてある。・・・・と言うか・・・転がってる。これ苦手なやつだよな・・・とりあえずお客さん優先と言う事で先に料理が皿に盛られ・・・そうこれ山羊のカレー・・・臭いが強くて苦手なんですこれ。

食うのキツイんだけど、どうしようかな~?と思って裏手を見ると山羊が・・・・農園で飼っている山羊が居る(右写真の様な。これを食べた訳ではありません)。  お前の友達・・・今この皿の上に居るよ・・と気の毒に思いつつ、共食い、いや・・・友食いになる事を知りつつも裏手に廻りそっと皿を置く。直ぐに寄ってきて食うわ食うわ2分位で全て平らげてくれた。何食わぬ顔をして空き皿を手に、作り笑顔で農園スタッフの元に・・・・

農園のおじちゃん、「おおーそんなにカレーゴートが美味かったか?未だあるから、もう一皿盛ってやるよ。遠慮はするな、もっと食え」と・・・。山羊の野郎、皿迄綺麗に舐めやがって・・と思いつつ次の皿を受け取る。今度は裏庭に廻る訳にも行かず・・・皆が見ていて廻れない、思いっきりの作り笑顔で今度は自分で完食。二皿目は平らげるまで一時間かかりました。 もう一皿といわれたが丁重にお断りした。

その後「あの日本人はカレーゴートが大好きだ」の噂が村中に広がり、以来その村には行ってない。・・・・と言うか、もう行けません。


 

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